重厚感を意識した平屋つくりの住宅　 完成写真一覧の紹介

農家さんの旧家屋を建て替え工事が完了しました。
▶平屋は建物に特徴がでにくくのっぺりとした印象を与えやすいので、玄関前のアプローチ屋根の正面部だけ切妻にして上下にも凹凸が出るようなデザインです。
農家の広い敷地に負けないように重厚感がでるよう瓦を用いてます。
また、太陽光パネルが効率的に発電するよう南向きに大きな屋根を造ってるのも特徴です。
外壁も瓦屋根と調和がとれるようなシンプルな色使いの中にも玄関まわりにはアクセント柄として茶系の色を使いまわりの緑とのコントラストが映えます。

▶玄関前の植木や巨石はそのままにしたいとの要望だったのでこの庭の雰囲気を邪魔しないようなアプローチを目指しました。
横に間口の広い家なので玄関も親子にし、両サイドには独立柱を立て玄関周りのアクセントとしています。


▶最近の住宅施工において敷地の都合で一番希望がかないにくい玄関周り。
通常はなかなか実現できない広い玄関を実現しました。
実は玄関を広く作るとそれだけで家の印象はガラッと変わります。
空間をぜいたくに使った広い玄関は家全体の印象にゆったりとした安心感というか安定感みたいなものを感じさせます。
また、廊下の木質系の腰壁もより一層あたたかさに豪華さも感じさせてくれます。


▶白系の面材で統一されたシステムキッチンです。
食洗機、IHヒーターも今や必需品になってきてます。
背中のカップボードに加え、奥にみえる食品庫もあり収納に関しては申し分ない作りになっています。


▶前述した食品庫は廊下からも使える収納庫の役目もしています。棚は当社大工の造り付けで可動棚として自由なレイアウトを可能としています。
この辺りの各施主様に合わせた生活導線のアイディアは建売住宅にはない注文受託の強みです。


バスルームの空間つくりにも工夫しました。
一日の仕事の疲れをゆっくりと癒すことができる空間に仕上がっています。


▶書斎・来客用寝室など将来的にどのようにも使えるための部屋としてシンプルに施工しました。


▶農家なので人がたくさん集まった時に大きく部屋を使えるように和室と洋室の間仕切り戸は大きく開け広げられるものです。


▶タンクレスにして手洗いを別に設け、狭くなりがちなトイレがすっきりした印象です。
タイルに見える床もお手入れなどの観点からタイル調のクッションフロアを使用してます。


▶最近ではほとんど、この仕様の本格和室は造らなくなってますがやはり大きな平屋建ての農家の家にふさわしい造りです。
天井は敷き目板、壁もこの部屋だけ真壁にして京壁左官仕上げ。
襖も建具屋さんに造ってもらいました。
和室前には広縁もつくり、日当たりも良く気持ちのいい部屋になりました。
施主様も大変気に入っていただけました。

【この住宅施工にかかわって】

施主様の背景にあったお子様たちの独立。
御夫婦とお母様の３人暮らしの家への建て替え工事でした。
大勢集まることもあるので全体的な間取りは広々していて間仕切りも少なく空間がつながってる印象です。

昔ながらの間取りではありますが、設備的には寝室やおばあちゃんの部屋には床暖があり、太陽光発電も使いエコ住宅という現代的な側面もあります。
お客様は当社代表が工務店の仕事を始めたころからの知り合いでした。
難しかった点は、現場が調整区域であり、同じ敷地内の昔ながらの小屋などをのこしながら母屋の建替えとい う点でした。
これには建築許可が出るまでにいろいろな手続きが必要で時間もかかりました。
当社では許可申請の部分でも施主様のご希望に沿う形でぎ御協力することができました。

この地域ではこのような建築許可の申請に様々な課題が生じてくる場合がございますが、
当工務店の経験と実績で現場が始まってしまえばとくに大きな問題はなく無事にできました。

この新しい家でまた巣立ったお子様方を交え新しい家族の憩いの場になればと思います。

横浜市にて平屋建築など特殊な注文受住宅のご相談は是非とも井出工務店まで！